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グリップの電触・・・交換・・・

いらっしゃせ~!
超久々のブログアップとなってしまいました。スミマセン。
意外とネタはあるのですが、本職が忙しくてこちらのブログのことをすっかりと忘れてしまいました。
さて、今回急に思い出してこのブログをアップしようかと思った理由ですが、自分のカメラシステムのお悩み、交換があったために同じような境遇の方へのメッセージを込めて書いております。

さぁ~って、こちらが店長、私のカメラシステムでございます。CANON 7D(今となっては化石カメラ?)とSEA&SEAのMDX-7Dにアテナ工央のポートアダプターを介し、INONのポートを装着しています。
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先日、大量のRAWデータを整理していたら、このカメラは2011年から使用しておりました。今ちょうど5年使ったことになりますね。カメラ本体は防湿庫で保管しておりますが、カメラハウジングは中々手入れをするのが億劫でして、水垢がたくさん付いてしまっています。
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中側は非常に綺麗なんですが、外側はアップではお見せできないほどです。さて、今回悩んでしまった事ですが、実は去年の3月にカパライに行った時に発覚したのです・・・
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MDXシリーズはご覧のようにハウジング本体にグリップが直接ネジ止め方式になっておりコンパクトかつデザイン、軽量などなど昔から気に入っておりましたが、ここが旧タイプのMDXシリーズの泣き所でもあるのです。それは・・・
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電触という違う物質の金属同士が接触していると「サビ」が発生してしまうのです。ダイビングではタンクとタンクバルブの接点が、よく電触することがあります。普段からハウジングは組み立てたままですので、グリップを外すという作業をほとんどしません。
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そして、去年3月のカパライ旅行でハウジングを完全にバラした状態で持っていき、リゾートで組み立てているとき、グリップを接続しようとした時にネジ山のメス側が「ボロボロ」削れていってしまいました。
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ワッシャーを1個外してギリギリで装着したグリップは、それ以来外せない場所となってしまい、去年10月の沖縄ダイビング旅行でもハウジングにグリップが付いたまま梱包していきました。しかし、万が一このネジ山が完全に無くなってしまったら、マクロはいいのですが、ワイドではアームを装着できなくなってしまうので悩んでいたのです。
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そこに朗報!SEA&SEAから発売された「グリップステーLⅡ」というのが、MDXシリーズでも活用できるのです。実はMDXシリーズでハウジングの下に三脚用?のネジ穴があります。そしてこのグリップステーがMDX-7Dにぴったりと装着できます。
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いつもお世話になっております、大阪の「海の写真屋さん」にて、中古を発見!この手の商品は中々中古で出てきません。かなり悩みましたが、どうせ壊れたら買わないといけないものなので即決!
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という事で、1年振りにグリップを外すこととなりました。外してみてビックリ!というか、まず外れない・・・(=_=) 非常に硬く塩噛みって皆さん思うでしょうね!でも塩ではなく、腐食です。六角レンチに鉄パイプ差し込んで、グリグリ回しました。真っ白い粉が出てきてビックリ!ハウジングのネジ山もかなりボロボロです。もうここは使わない部分になるのでいいのですが・・・。
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そして、新しいグリップステーをハウジング下部に装着して完成です。このステーはSEA&SEAの廉価ハウジングのRDXシリーズにも装着可能ですが、ハウジング自体のパチン錠の開閉には、一度グリップを外さないといけない場合がありますが、MDXシリーズはグリップを外さなくてもパチン錠は問題なく開閉できます。
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またステーとハウジングを止めるネジ穴が4箇所も空いているので、自分の好きな位置合わせが可能です。実際にグリップを握ってみて、シャッターとフォーカスギアをいじりながら、幅と前後の位置決めをします。これで去年からのお悩みが解消されました。実際まだ水中では使っていませんが、全く問題ないでしょう!そうそう、このグリップステーは中古で購入しましたが、全てのネジを外してみました。多分数回しか使っていないでしょうが、既に電触の箇所がありました。皆さんも是非ダイビング旅行が終わったら、グリップ部分も面倒でも外して塩抜き&乾燥させましょうね。

そうそう、最新のMDXシリーズは、グリップの電触を最小限にするために、ワッシャーが「亜鉛」で出来ているそうで、ここまで酷くなることは無さそうです。







by ko-muten | 2016-03-21 14:36 | こんな悩み!?